先日、長野県飯田市で建築中の現場監理に行ってきました。
計画地は、田や畑に囲まれた高台にあり、屋根から景色は最高です!
またこの日は、施主施工での草屋根づくりをされていたので、体験もさせていただきました。
防水や耐根シート、土留め金物の取り付けが終わった状態から、
施主による草屋根づくりのスタートです。
まずは、土留め金物に沿わせて潅水用のポーラスパイプを取り付け、保水マットを敷きます。
施主ブレンドの草屋根の土は、山砂にもみがらと木の皮を混ぜたものでした。
施主、ご両親、大工さんにお友達、皆さん力を合わせての土のせです。
お昼休憩の間に潅水装置で水をまき、しめった土の状態で、次はタネ蒔きです。
施主がインターネットで購入された今回の芝のタネは、「スパイダーLS」と言う商品でした。
濃緑で強健。との商品説明よりも”安さ”が決め手だったとか・・・。
芝のタネを花と野菜の土と混ぜて、隅々まで屋根に蒔きました。
蒔き終わった後はタネが飛ばないように、全面に「ベンネット」と言うバクテリアで土に分解するシートを
敷き、割り箸で固定しました。シートの上から水をまいて完成です。
皆さんでつくられた草屋根。とても貴重な体験が出来ました。
監理に伺う楽しみがひとつ増えました。おわり。