5月の最終日に関西大学千里山建築会との共催で尼崎市にある貴重な建物3棟を見学してまいりました。
旧ユニチカ記念館 (旧尼崎紡績本社事務所)
尼崎市立歴史博物館の学芸員である桃谷和則さまのレクチャーを受けながら散策しました。
建物について、明治以降の尼崎の歴史と併せてわかりやすくご説明くださいました。
また、村野藤吾「愛」にあふれた方でもありました。
旧大庄村役場
( 手を上げて説明されているのが桃谷さまです。)
別方向から見た役場 印象ががらりと変わる
尼崎市庁舎
掘があり石垣の植樹帯がある
大庄村役場は水害からの復興の象徴で建物を別方向から見ると船の形をしているとか
かつて尼崎に城があったことを記憶に残すために石垣や堀が庁舎のデザインソースとして存在するなど
深い洞察力で建築家の意図を汲み取っておられる様子には感服しました。
また、保存活動や語り手として後世につなげていくことのご苦労など
貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。
ご案内してくださった桃谷さま
また、お集まりいただいた皆さま、大変素晴らしい見学会となりました。
誠にありがとうございました。
身近な街にも名建築が沢山あることを改めて感じました。
草屋根の会事務局 山下