草屋根だよりNo.45を会員の皆さまへお届け準備中です。
6月7日・8日に開催した「草屋根の遠足 青森・岩手の芝棟を巡る」を中心に
今回も盛沢山の内容となっております。
近々皆さまのお手元にお届けしますので、楽しみにお待ちくださいませ。
草屋根の会事務局 山下
草屋根だよりNo.45を会員の皆さまへお届け準備中です。
6月7日・8日に開催した「草屋根の遠足 青森・岩手の芝棟を巡る」を中心に
今回も盛沢山の内容となっております。
近々皆さまのお手元にお届けしますので、楽しみにお待ちくださいませ。
草屋根の会事務局 山下
朝9時にオガールを出発して、修復中の「千葉家」を外から見た後、
「遠野ふるさと村」へ。曲がりやが多く移築されていて、自然いっぱいの広い敷地は、半日いられそう。もちろん、芝棟をたくさん発見。
トイレがほとんど全部芝棟なのは良いセンス。
次に、3度目の「山口の水車小屋」。修理されてとてもきれいになっていました。
その近くのデンデラノは、冠のような芝棟。
伝承園へ。芝棟の曲がりやでちょっとこわい遠野につたわる民話を聞きながら。
最後は400年前からここに建っている、重要文化財の芝棟住宅「伊藤家」。
芝棟がどんどん姿を消す中、この場で保存されている貴重な建物の1つ。
道の駅で買い物をして、花巻駅、花巻空港にて、それぞれ帰路につきました。
充実の2日間でした!
yuri
夕方岩手県紫波町の「オガール」へ。「おがる」は「成長する」の意。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://ogal.info/project/about.php#:~:text=%E3%83%BB%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%81%A8%E8%BE%B2%E6%9D%91%E3%81%AE%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97,%E3%82%92%E9%80%B2%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
晩は居酒屋「2代目真魚板」で、岩手県建築士事務所協会の女性5人を交えての懇親会。美味しいお酒とお料理と尽きぬおしゃべりで、良い時間でした。
景観配慮もよく考えられています。もちろん電線が無い。住宅には塀がほとんどなく、緑が多い。屋根も向きもそろっていて、山並みへの視線を遮らない。さりげないデザインされたサイン計画。
ベンチがたくさんあるのが優しい。
中央にある広場は、植え込みの縁石も柱の基礎も座れるの高さで、どこでも誰でも腰を掛けられる。自然な動線。屋根のあるテーブル&ベンチなどもたくさんある。
道と出会うところは、起伏を付けたり木を植えたりして、その間をうまくつなぐバッファとなっている。
市役所は、大規模木造建築。地元の樹木を使っている。
木材チップを燃やすエネルギー基地もあり、周囲に熱を供給している。
保育園、八百屋、診療所、図書館、理容院、パン屋、飲み屋etc.必要な施設が全部そろっていて、看板デザインも良き。
全国でも珍しいバレーボール専用アリーナを作って、大人気。
紫波町情報交流館の事務局長の高橋道行さんが説明してくださいました。
住みやすそうだなと思いました。
yuri
梅雨の寸前の6月7日と8日、芝棟と出会うため、青森と岩手へ行きました。
まず世界遺産「三内円山遺跡」へ。
復元された縄文建築は、ほぼすべて草に覆われていたり、芝棟であったり。
実に有機的。
合間に、青木淳氏設計の青森県立美術館へも立ち寄り、奈良美智さんの作品などを楽しみました。
そのあと、弘前現代美術館へ。田根剛さんがリノベーション設計をしたレンガ倉庫でレンガを積んでできているやわらかな曲線の入り口が印象的。約1時間のガイドツアーで、詳しく説明を聞きました。
そして、一路岩手へ向かいました。
それぞれもっと時間が欲しかった…
yuri
5月の最終日に関西大学千里山建築会との共催で尼崎市にある貴重な建物3棟を見学してまいりました。
旧ユニチカ記念館 (旧尼崎紡績本社事務所)
尼崎市立歴史博物館の学芸員である桃谷和則さまのレクチャーを受けながら散策しました。
建物について、明治以降の尼崎の歴史と併せてわかりやすくご説明くださいました。
また、村野藤吾「愛」にあふれた方でもありました。
旧大庄村役場
( 手を上げて説明されているのが桃谷さまです。)
別方向から見た役場 印象ががらりと変わる
尼崎市庁舎
掘があり石垣の植樹帯がある
大庄村役場は水害からの復興の象徴で建物を別方向から見ると船の形をしているとか
かつて尼崎に城があったことを記憶に残すために石垣や堀が庁舎のデザインソースとして存在するなど
深い洞察力で建築家の意図を汲み取っておられる様子には感服しました。
また、保存活動や語り手として後世につなげていくことのご苦労など
貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。
ご案内してくださった桃谷さま
また、お集まりいただいた皆さま、大変素晴らしい見学会となりました。
誠にありがとうございました。
身近な街にも名建築が沢山あることを改めて感じました。
草屋根の会事務局 山下
桜が満開ですね。
ご案内が遅くなり申し訳ございません。
6月7日(土)と8日(日)に青森と岩手へ遠足へ行きます。
6月7日(土)9時青森空港集合→三内円山遺跡、青森県立美術館、弘前れんが倉庫美術館→オガールインにて宿泊。
8日(日)オガール見学→遠野ふるさと村など芝棟見学→午後いわて花巻空港解散
の予定ですが、詳細は未定。また、見学先が変更になるときがあります。
会員限定※で、定員20名先着順。
(※会員限定とは、ユーザー会員はご家族まで。フレンズ会員はご本人のみ。法人会員は、社員さんも含みます)
ご希望の方は、お早めにご応募ください。
関東も梅雨入りし、天気が危ぶまれましたが
ご参加された皆さまの日頃の行いが功を奏しまして、雨にあうことなく遠足を楽しむことができました。
午前の部 石神井公園の「鶴岡邸」見学の様子
絵画のような室内からの眺め
屋上庭園 土の厚みは20cm~70cmだそう。そこに木がしっかりと植わっている。
防水工事を担当された田島ルーフィングの綿引さまもフレンズ会員としてご参加くださり
当時のお話を聞かせてくださいました。
屋上庭園から石神井池を眺める。スワンボートが気持ちよさそう。
午後の部 国分寺に移動
なかなかの傾斜がお出迎え。
トタンの家(兒嶋画廊)
チョコレートハウス
最終目的地 タンポポハウスに到着。
藤森先生がご在宅で、少しお話する時間をいただきました。
また、奥さまにはお茶を点てていただき、先生の裏話などをお聞きすることができました。
大変楽しいひと時でした。
30名もの大所帯で押しかけたにも関わらず、終始笑顔でご対応くださいました。
(これだけの大人数が来たのは初めてだ、と笑いながら仰っていました。)
お二人のお人柄に触れることができた素敵な時間でした。
ご参加くださった皆さま、お疲れさまでした。良い旅となりましたでしょうか。
また、このような現地集合・現地解散のONE DAYツアーも企画していければと思います。
最後に、今回の遠足にご尽力いただいた大林環境技術研究所 大林さま
心より御礼申し上げます。
草屋根の会事務局 山下
会員の皆さま
今年最初の「草屋根の遠足」のご案内です。
開催日は6月22日(土) 東京ONE DAY企画です。
今回は午前の部と午後の部とに分けて建物を見学します。
定員は先着30名で会員限定※とさせていただきます。
※会員限定とは、ユーザー会員はご家族まで。フレンズ会員はご本人のみ。
法人会員は社員さんも含みます。
申込締め切りは6月14日(金)ですが、ご参加希望の方はお早めにご応募くださいませ。
皆さまのご参加お待ちしております。
草屋根の会事務局 山下
藤森照信氏設計で、YURI DESIGNで実施設計をさせていただきました、滋賀県安土の
「大林緑化」にて、3月10日(日)草屋根の会の会員限定の見学会を開催しました。
参加者は総勢24名。東は埼玉、茨城、西は山口、香川など、今回も全国区!
大林さんは、草屋根の会の法人会員さんで、屋根緑化用の土を作られています。
施工は、草屋根の会の法人会員さんの株式会社片山工務店さん。
お天気も良く、青空に生える、一本松のおにぎり緑化と、片山さんが苦労して焼いた700本の焼杉を貼った外観。それに藤森先生のスケッチを再現した、勾玉型の窓が取り付いています。
大林さんから、藤森先生とのやり取りを詳しくご説明いただきました。
そして、みんなで内部見学。
やっぱりメインは屋根緑化。
垂直のタラップを登って、おにぎりを近くで確認。
お昼は、歩いてすぐの「魚石」さんで。鯉料理のお弁当と鯉こくを。
敷地内外の湧き水で育った鯉は、臭みもなく、とっても美味しいです。
また、菅さんのリクエストで、貴重なビワマスのお刺身も付けていただきました!
安土というところは、静かな城下町で、路地裏の散策もとても楽しいところです。
今回も、建築とグルメ、そして天候にも恵まれて、楽しい1日となりました。
大林さん、ご参加いただきました皆様、どうもありがとうございました!
yuri
草屋根だよりNo.40を皆さまにお送りいたしました。
今回は昨年末に開催した草屋根の遠足「おおオフィスとラムネ温泉、太宰府天満宮を巡る旅」の様子を
余すことなくお届けしています。
表紙のかわいい建物は藤森 照信先生の最新作「おおオフィス」です。
皆さま是非ご一読くださいませ。
草屋根の会事務局 山下